子どもの未来アクション
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活動状況

〜 イベント・報告 〜

2025/09/10 助成金

【助成団体を訪問しました】あじさいの集い富士見~「まちの保健福祉相談室」として地域に根付いています~

日本生協連では、全国の子どもたちの健やかな成長への願いから、「くらしと生協と子どもの未来アクションによる「子どもの貧困」活動支援への応援助成」として、子ども用品「すくすく応援団&Baby」よりお買い上げいただいた金額の一部を貧困をはじめとする子どもの問題に対して支援に取り組む団体へ2020年度から助成しています。


今回は、助成団体の一つである〈あじさいの集い富士見〉の活動をご紹介します。(取材日:7月9日/東京都)
7月9日、東京都板橋区にある〈あじさいの集い富士見〉代表の小池さんへ取材させていただきました。当日は子ども食堂(にっこりキッチン)と7月からスタートした学習塾の活動中でした。

▲あじさいの集い富士見代表の小池さん

地域の居場所づくり

〈あじさいの集い富士見〉の活動は2019年の子ども食堂「にっこりキッチン」と高齢者の健康教室「すこやかヘルスふじみ」の開設以来今年で7年目になります。子ども食堂では手作りのボリューム満点のお弁当(大人400円、子ども100円)を事前予約で地域の方々へ提供されています。当日はお弁当をお渡しするだけでなくご希望の方には室内で食事を提供されていました。

▲当日のメニュー
カレーライス、揚げかぽちゃ、グリーンサラダ、お新香、パンケーキ、キウイフルーツ

学習支援活動もスタート

また、7月からスタートしたばかりの学習支援活動も見学させていただきました。当日は1時間 小学生4名がタブレットやプリントを使い算数の勉強をしていました。この日はお弁当の準備、調理、配膳、学習指導など11名のボランティアさんが活動されているとのことで人の出入りも多く活気のある雰囲気でした。

ヤングケアラー支援の取り組み

子ども食堂には色々な背景をお持ちの方がいらっしゃいます。そのなかで病気の家族に代わり家事を担い看護をしている高校生から相談を受けたのがきっかけで昨年からヤングケラーの支援事業も立ち上げ、認知度を高め実態を把握し必要な支援につなげることを目的とした取り組みを行っています。


地域に根ざした多世代交流の場

そのほかにも縁日ごっこやクリスマス会など、こどもから大人まで幅広い世代で楽しめるイベントも企画運営されていて、地域にしっかりと根付いた支援事業をされています。

〈あじさいの集い富士見〉は、地域にしっかりと根付いた“まちの保健福祉相談室”として、誰もが安心して集える居場所づくりを続けています。