今年4月で4年目を迎える「子どもの未来アクション」。
今回の活動報告会は、全国から180人を超える視聴参加者と共に、子どもの未来アクション立ち上げ時からご支援いただいた有識者、支援活動実践者の方々のお話しを通して、3年間の活動を振り返りました。
当日の見逃し配信動画や、参加された方の感想などをご紹介します。
★子どもの未来アクションの活動を初めて知る方も、ぜひご覧ください♪
★アンバサダーの方は、地域での学習会活動にご活用ください♪
登壇者名 | 概要 | 見逃し 配信 |
【特別メッセージ】 津田塾大学客員教授 村木厚子さん |
本活動誕生のきっかけとなった子どもの貧困に関する研究会からご支援いただきました村木さんより、今必要とされる活動の視点や大切にするべき点についてビデオメッセージをいただきました。 【参加者の声】 ・「異なるものと繋がる力」「自立とはたくさんのものに少しずつ依存できるようになること」等、とても励みになる言葉をいただけました。 ・生協だけでは対応することには限界がある。地域をより良くするためには、地域の方々と繋がることが重要なのだと確信しました。 |
コチラ (14分56秒) |
【子どもの未来アクション3か年活動報告】 |
子どもの未来アクションの概要とこの3年間の活動についてご報告いたしました。この活動を支える全国の「子どもの未来アンバサダー」が、子どもの貧困について学び、理解を深める学習会を開催し、理解・支援の輪を広げています。 |
コチラ |
【アンバサダー報告➀】 日本福祉大学社会福祉学部3年 滝澤ジェロムさん |
滝澤さんからは、施設出身者でもある自身の体験も交えた外国籍の若者の厳しい状況をご紹介いただきました。 【参加者の声】 ・在留外国人の方の現状を今までほとんど知る機会がなく、いろいろな制限があることも知りませんでした。 とても参考になりました。 |
コチラ (14分34秒) |
【アンバサダー報告➁】 NPO法人チャイルドケアセンター代表理事 大谷清美さん |
大谷さんからは、生協と一緒に取り組む活動のご紹介や、アンバサダーとして農業高校の学生に行った学習会とそこから発展した学生たちの子ども食堂活動の事例をご紹介いただきました。 【参加者の声】 ・高校生に子ども未来アクションを伝えたところ、高校生たちが子ども食堂を開催したという事例に感心しました。 知ったことで行動に結びついていて素晴らしいと思います。 |
コチラ (9分50秒) |
【賛同団体報告】 子どもの貧困対策センター 公益財団法人あすのば代表理事 小河光治さん |
小河光治さんからは、コロナ禍における子どもの貧困の実情や、子どもの貧困対策の推進に向けて政策提言に取り組む組織の取り組みをお話いただきました。 【参加者の声】 ・社会全体で子育てする社会を創ることが大切だと思いました。 ・いまある問題は、コロナによってあぶりだされたとの言葉が印象的でした。自分の周りをもう一度よく見ること、身近な人たちと繋がることが大切だと思いました。民の出番の意味を共有したいです。 |
コチラ (17分36秒) |
【特別講演】 NPO法人パノラマ理事 鈴木晶子さん |
鈴木晶子さんより、日米の子どもの貧困とその支援の違いやそこから見える日本の子どもの貧困の解決すべき課題をご紹介いただきました。 普段なかなか知ることが出来ないアメリカの貧困の実態や支援政策などのお話に参加者は画面を通して熱心に聞き入りました。 【参加者の声】 ・アメリカで起こっていることは数年後の日本でも起こる...ということは、よく言われていますが、まさにそうなりつつあると感じました。 ・さまざまな支援を受けるためには複数の手続きが必要な上、待機時間も長く、貧困の連鎖が根強く残っている理由がよくわかりました。 |
コチラ (31分46秒) |
【クロストーク】 ■子どもの未来アクション推進検討委員 |
子どもの未来アクション推進検討委員による座談会「子どもの未来アクション 3年間をふりかえって」では、大学やNPO法人、社会福祉法人、生協のそれぞれの委員の立場で意見を出し合いました。 学びの取り組みとしての3年間について、推進検討委員からは「耕しの3年間、種まきができた」と評価いただきました。生協の強みを活かし、地域の団体と繋がりながら着実に全国で広がった学びの取り組みを次のステップにつなげ、蒔いた種を芽吹かせるために、生協だけでなく、地域の皆さんと一緒に取り組んでいこうと激励の言葉をいただきました。 【参加者の声】 ・3年間の振り返りと今後に期待することが簡潔にまとめられていてとても分かりやすかった。 ・改めて知る事から始める事の重要さも再確認できました。芽吹き、アクションにつながるようにまた考え合えたらいいと実感できました ・幸重さんのお話の中で「子どものことは子どもに聞く」という言葉が心に残りました。 |
コチラ (38分01秒) |
【子どもの未来アクション次期方針】 日本生活協同組合連合会 伴資之 |
子どもの未来アクションの最初の3年間は学びの取り組みとして、全国に取り組みが広がりました。21年度からの第二フェーズでは、学びの取り組みの継続に加え、学ばれた方々の身近な支援活動参加に繋がる情報発信や、助成金事業による活動立ち上げ支援に取り組んでまいります。 |
配信予定なし。 資料はコチラ |
参加者の声(全体感想から一部をご紹介) |
・子どもの貧困は生協だけで取り組むものではなく、自治体や地域の支援団体とのネットワークづくりが必要だと改めて感じました。 ・「アクションを起こすために学ぶ」という考え方もあると知ることが出来て良かった。 ・コロナ禍でオンライン勉強会が盛んになり、先駆者の方々の取り組みを聞ける機会が増え、支援活動のイメージがつかめました。 ・やはり一人でも多くの方に、子供たちが置かれている現状や貧困の連鎖を断ち切ることが必要だということを伝え続け、できることから初めてほしいと訴え続けることが必要だとあらためて感じました。 |
コロナ禍のなか、更に子どもの貧困、格差の問題は深刻化しております。
今回の活動報告会で、「学ぶこと・知ること」、「地域と連携すること」、「身近なことから参加していくこと」の重要性を改めて再確認できました。
21年度も、引き続き子どもの未来アクションを全国の生協、地域団体のアンバサダーの皆さんと一緒に取り組んでまいります。どうぞ宜しくお願い致します。
ご不明点やお問い合わせなどございましたら、子どもの未来アクション事務局までご連絡ください。
日本生活協同組合連合会 子どもの未来アクション事務局(miraiaction@jccu.coop)
~おまけ~
当日の配信部屋の様子♪ 椅子や箱を下敷きにするなど手作り感満載です( ´艸`)