子どもの未来アクション

イベント関連
2023/10/12

【開催報告】2023年度アンバサダーのつどい 第1回目開催しました

2023年10月3日(火)、2023年度アンバサダーのつどい 第1回目開催しました。

 講師は西川正さんに登壇頂きました。「子どもの貧困問題」に対して、専門家ではない私たちが子どものウェルビーイングのためにできることを市民活動の視点から考えました。活動の義務感や息苦しさを解消し、"あそび"の要素をプラスした自由なアイデアで考えるコツを西川さんの活動事例から学びました。

 

基調講演「大人の私たちもワクワクする!"あそび"を生み出す場つくりから

~子どものウェルビーイングを考える~」西川 正 氏

『あそびの生まれる時』、遊ぶと学ぶの場づくり、人がつながり動き出すのはどんなとき?どんな場所?西川さんの様々な実践事例についてお話していただきました。

 "コロナの3年間で失ったものは大きい。人の関係づくりに本当は必要である「不要不急の時間」を失った。日本は子ども達に自信がない。うまくいくかわからないことに意欲的に取り組む比率が主要国でいちばん低い。だれか特定の人が悪いからみんなが孤立しているわけではない。暮らしのスタイルから生まれた問題。であれば、暮らしのスタイルを変える必要がある。"

"ひとがつながり動き出すのはどんなとき?

①困ってそう(災害など)、②おもしろそう、この2点ではないか。

団地の広場で月に1回、巨大水筆、ハンモック、道ばた"書道(下手でも何でも張り出す→みんな書いてくれる)

居場所を作るときは、安心と工夫の余地だ大事。工夫の余地とは何か?=「持ち寄り」である。「俺たちがやれるんだぜ」という空間。"

"あーでもない、こーでもないと考えたり工夫したりが遊び。

「昨年と同じことを、偉い人あの人が決めた」は遊びにならない。遊びのもう一つの意味、

余白・余裕・安心。あそびは不要不急だが必要。

「あたたかい場」は「安心」から生まれる。「安心」は「応え」 遊びは安心と工夫の余地。遊びなさいと頭に命令しても心が暖まらないと身体はうごかない。

偉くもない、有名でもない、「普通の大人」との関わりがいま子ども達に必要だ。"


詳しく内容を知りたい方は下記の書籍をぜひチェックしてみてください。

著書の購入先はコチラ

(1冊あたり300円が活動資金に充てられるそうです。)

※今回見逃し配信はございません。

参加者のアンバサダーは、西川さんのお話を聞きながら、ふむふむとうなずき、時には思わず笑ってしまったり、中には笑いが止まらなくなってしまっている方もいらっしゃいました。続くブレイクアウトルームでは、4~5人づつに分かれ、西川さんのお話の中で知った"あそび"をぜひうちの団体でも取り入れたい!アレンジしてやってみたい!など前のめりでアイデアを話し合って頂きました。

【参加者からのお声・感想の一部抜粋】

・「子どもの貧困だけでなく、今の子どもたちの置かれた状況をなんとか変えていこう」という子どもの未来アクションの思いを感じました。子どもの世界についての気づきと共に、組合員活動のあり方のヒントもたくさんいただきました。

・ブレイクアウトルームで一緒になったメンバーが、最高でした!連絡先を交換すれば良かったと悔やむほど素敵な方たちで、もっとお話したかったです。そして、基調講演とブレイクアウトルーム

・大人になっても子どもと一緒にわくわくするとこができる場があることが知れて良かったです。

・自分自身の凝り固まった考え方がお話を聞いて、崩れていきました。

のテーマが連動していて、テーマが参加者にフィットすることの重要性を身をもって感じるとこができました。

・話して頂いた視点全てが、子供のころは当たり前に感じていたことで、でも大人になったらいつの間にか忘れていた、過干渉になっていた部分だと感じました。この視点は日ごろの組合員活動に積極的に取り入れていきます。

・今回は、絵を描いたり妄想での遊び場作りなどみなさんの笑顔とともに楽しいブレイクアウトルームとなりました。

・最後のそれぞれのワークチームの感想、話の内容の発表は、とても参考になった。全体の流れが、講師の話を聞くだけで無く、ワークと交互になっていて、適度な緊張感があって良かった。

・今回ほど著書を読んでみたい、次も講演に参加したい、イベントに参加したいと思った講演はありませんでした。さらに疲れ切った自分自身の心に、なぜか元気がもらえた気がしました。あそび、自分も家族も職場でも持つことができたら、ちょっと楽しく生きることができるかもと思いました。

10/20(金)開催予定 アンバサダーのつどい第2回目もお楽しみに。