子どもの未来アクション

イベント関連
2023/10/30

【開催報告】2023年アンバサダーのつどい 第2回目

2023年10月20日(火)、2023年度アンバサダーのつどい 第2回目開催しました。

下記2点をつどいの開催目的として、10月3日(火)に引き続き、連続企画を開催しました。

(1)連続企画を通して、専門家ではない一般の市民としてそれぞれの アンバサダーが、子どものためにできることを「あそび」のエッセンスを取り入れたワークの中で自分自身のあり方を見つめなおします。

(2)子どもの「貧困支援」というと固く難しくとらえすぎて「~しなければならない」といった義務感で活動に踏み出せない方が、自分のできることから自由に軽やかに行動できるきっかけをつかむことを目指します。

 講師は出野紀子さんに登壇頂きました。「子どもの貧困問題」に対して、専門家ではない私たちが行う活動、つまり市民活動は、もっと楽しくていいはず!支援者と支援される側という関係性よりもフラットな関係性を作り "こどもまんなか"の誰もが孤立しない地域コミュニティづくりをアンバサダー同士で話し合いながら考えていきました。

 

基調講演

「"わたしの好き"からはじめる

   ワクワクおもろい市民活動

  "こどもまんなか"の地域コミュニティづくりを考える」

              株式会社studio-L    出野 紀子 氏

講師の出野紀子さんは、行政から依頼され全国のシャッター商店街、人気のない駅、閑散とした公園などを活動現場として市民同士をつないでいくコミュニティをデザインされています。

人口構成が変わって高齢者が増加、増えているというより長生きになってきている。

そんな日本の孤独は世界でトップクラスで、家族以外のつきあいのないひとの多さは世界一。

人付き合いが苦手など望んでいる場合は別だが、税収入の減少、地域間課題...誰かひとりだけでは課題を解決できない。

【川崎市オリパラPJ】
かわさきパラムーブメント「かってにおもてなし大作戦!」南部線に乗ってみんなで調査。自分の街なのに知らないことに気づいた。東西に長い市域で4地域に別けて実施。

勝手におもてなし大作戦のルール
①自分が楽しいことをやる、②ひとりでやる、③無料でやる、④お客さんは3人来ればOK!

面白事例

●くす玉ぱっか~ん

●マジックおじさん

●スナックゆり<養命酒をふるまうスナック>、

●あみだdeあみだくじ<車椅子と声の小ささで、子どもが寄ってくるお爺さん>、

●溝の口の父<アレクサ占い、アレクサのラーニングも兼ねている。本人は特に何もしない>、

●ワンピースBAR<人生の悩みはすべてワンピースに描いてある。悩みを聞いてワンピースの該当ページから答える>、

●クイーンの曲にあわせて川崎市民をかってに応援

などなど

  出野さんから川崎市の面白い事例を中心に活動をご紹介くださいました。自分の好きなことから市民活動をおこなってよいのだと参加者のアンバサダーは勇気づけられ、子どものイベントを企画する際のアイディアのヒントもつかむことができたと思います。

 参加者のアンバサダーにはZOOMの背景を「推しごと=推している好きなこと」に変えてもらい遊び心を持ってこの講座にご参加いただき、後半のブレイクアウトルームでの交流のきっかけにしていただきました。ブレイクアウトルームのワークでは、自分自身が地域の子どもを巻き込んだ遊びのイベントを行うならどうする?と話し合ってもらったところ、たくさんのアイデアが飛び出しました。参加者全員でチャットにアイディアをシェアしたり、グループごとに代表で発表いただいたり、積極的に前のめりにご参加頂きました。

講師の基調講演のみ見逃し配信がございます。ご参加叶わなかったアンバサダーの皆さん、是非視聴してください。

見逃し配信はコチラ

【参加者からのお声・感想の一部抜粋】

・内容も分かりやすくて面白かったし、ブレイクアウトルームも盛り上がって楽しかったです。

ほとんどの時間、推しの事を話していたので、とても楽しい時間でした! そして、イベントのアイデアも沸いてきました!

「推し=好きなこと」が何かの役に立ったり、地域での交流につながるという発想を知ることができました。

初めての参加で「難しそう」というのが第一印象で、「自分の推し」とどう繋がるんだろうと緊張しながら参加しました。お話が進み数回のワークが経過していく中で、頭の中が難しいから難しくないへ変わっていくのが分かりました。形って色々ですね。

交流する時間も長く取っていただいて、十分に話を聞くことができました。

とにかく楽しかった!久しぶりによく笑いました!講師のお話もためになるだけでなく楽しくて最高!

今回の講座を受けて出来るかどうかをまず考えるのではなく、やりたいことを考えようと思いました。