2月14日、2018年4月にキックオフをした子どもの未来アクションの活動交流会を開催しました。
全体で一般の方を含め95名が参加し、1年間の取り組み成果について共有し、2年目の学習会・学びの場づくりに向けて交流しました。
今回の活動交流会は、東京と大阪の2拠点をテレビ会議でつなぎ取り組み成果を共有しました。
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1.概要:2019年2月14日(木)13:00~16:30 TKP会議室(東京・大阪2会場)
2.参加:両会場95人
3.内容
(1)【報告】子どもの未来アクションの活動状況報告
日本生協連組合員活動部の前田から、今年度にスタートしたアクションの取り組み状況を報告しました。
子どもの未来アンバサダー(以下、アンバサダー)の登録は345人となりました。
学習会・学びの場は56回開催され、1,440人の方が子どもの貧困について学んでいます。
(2)【講演】「子どもの貧困の取り組みに関する講演」
NPO法人こどもソーシャルワークセンター 理事長 幸重忠孝さん
滋賀県で取り組んでおられる子どもを対象とした様々なソーシャルワーク活動や
国の子どもの貧困対策の見直し論議の状況など、今後のアンバサダーの取り組みにおいても
大変有用なお話しをしていただきました。
その後、幸重さんと活動でご一緒されたこともある大学生の方が登場。
若者の視点からクイズを交えながら、アンバサダーに対して「表面だけで子どもを判断しないで」
「貧困対策の手段を目的化しない」「貧困状態は大変だが、かわいそうではない」など重要な
メッセージをたくさんいただきました。
(3)「子どもの未来アンバサダーによるパネルディスカッション」
2018年8月以降に全国で学習会・学びの場づくりに取り組んだ4名の
アンバサダーにご報告をいただきました。
ディスカッションのコーディネートは首都大学東京准教授の室田信一さんにお願いしました。
①こども食堂応援隊 鈴木一男さん
埼玉県のシニアの地域デビューを支援する取り組みをきっかけにアンバサダー講習会に参加いただきました。
生活困窮者向けに食材を無償提供するパントリー事業に取り組む中で、活動に関心を持たれた方を対象に
学習会を開催いただきました。
②北九州市立大学 蓮本浩介さん
市内の子ども食堂に参加している学生たちを対象に子どもたちが持つ課題を改めて学びなおす目的で
学習会を開催いただきました。
③吉田康子さん
ケースワーカーとして勤務される中で、仕事を通して民生委員に対して子どもたちの現状を説明いただきました。
個別にお宅を訪問して対面して話すユニークなスタイルの学びの取り組みです。
④コープこうべ 柳瀬里佳子さん
生協として、子育てボランティア養成講座や小学校まちづくり協議会、子ども食堂立ち上げに向けたグループ等、
様々な地域の場で学びの場作りに取り組んでいただきました。
学び以外に子ども食堂やフードドライブの取り組みも進められています。
それぞれの方が自分でできる学習会・学びの場をつくり、少しずつですが、地域に変化を起していることが分かり、「知ることの力」を改めて実感することができました。
(4)アンバサダー同士の意見交換
アンバサダーの今までの取り組みや今後取り組みたい内容について意見交換をしました。
当初想定していなかった学習ツールの活用や具体的なアクションにつながっている事例も出てきており、
取り組みの広がりを感じる交流の機会となりました。取り組みももうすぐ2年目を迎えます。
ますます広がりを作れるよう頑張っていきましょう!